研究紹介地下微生物環境研究グループ

公益財団法人
北海道科学技術総合振興センター
H-RISE 幌延地圏環境研究所
〒098-3221
北海道天塩郡幌延町栄町5番地3
TEL 01632-9-4112
FAX 01632-9-4113
北海道科学技術総合振興センター
H-RISE 幌延地圏環境研究所
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北海道天塩郡幌延町栄町5番地3
TEL 01632-9-4112
FAX 01632-9-4113
研究項目 : 地下微生物生命圏の解明と微生物資源の探索
1. 微生物の生物学的・工学的機能の解明
道北地域地下圏の地下微生物のライブラリー化を行うとともに、それら微生物の生物学的・工学的機能を明らかにする。特に、工学的機能としてはメタン生成、有機物分解、二酸化炭素固定などを初期ターゲットとするが、研究進捗に応じて範囲を拡大させる。
2. 有用微生物(群)の取得と遺伝子解析
道北地域地下圏の地下微生物群から工学的に有用な機能を有する微生物(群)を取得し、それらの遺伝子解析を行う。また、遺伝子資源としての利用のために、培養条件を解明して継代培養を行う。
3. 珪藻質岩層や石炭層の地下環境を理解するためのフィールド科学に関する研究
珪藻岩層・石炭層等に棲息する微生物の系統学的なデータベース構築による地下微生物生態系の推定・評価
4. 地下環境を活用したメタンガス鉱床開発や二酸化炭素貯留を実現するための要素技術開発に関する研究
珪藻岩層・石炭層等の地下環境おけるメタン生成微生物群の探索・機能解明
同地下環境におけるメタン生成プロセスの解明と応用方法の検討
同地下環境に貯留した二酸化炭素から有機物をつくる微生物の探索・機能解明・応用方法の検討

研究トピックス

研究活動とコラム
- 2024/10/22【論文公開】
「幌延の陸域深部地下環境から取得した炭酸ガス固定菌の全ゲノム解析」の論文が公開となりました。 - 2023/05/20【研究所見学】京都大学名誉教授 石田先生が来所されました
- 2022/11/11【プレスリリース】「未利用資源の褐炭を活用したバイオメタン生成の加速化と量産化に繋がる研究成果」の論文プレスリリースのお知らせ
- 2022/10/08【論文公開】「未利用資源の褐炭を活用したバイオメタン生成の加速化と量産化に繋がる研究成果」の論文が公開となりました。
- 2021/06/24List of Prokaryotic names with Standing in Nomenclature (LPSN)に登録されました。

主な研究機器
- (1)嫌気チャンバー・サブコアリング装置付き(ヒラサワ製/特注型)
- (2)嫌気ガス置換装置(三紳工業製/GR-8)
- (3)ガスクロマトグラフ質量分析計(日本電子製/JMS-Q1050GC/EI, PI検出器)
- (4)高速液体クロマトグラフ(島津製作所製/LC20A/UV, フォトダイオードアレイ, RI検出器)
- (5)ガスクロマトグラフ(島津製作所製/GC2010, GC14B, GC8A/FID, TCD検出器)
