北海道科学技術総合振興センター
H-RISE 幌延地圏環境研究所
〒098-3221
北海道天塩郡幌延町栄町5番地3
TEL 01632-9-4112
FAX 01632-9-4113
幌延ライズとは
幌延ライズ(幌延地圏環境研究所)は,幌延町に建設される日本原子力研究開発機構の深地層研究施設を活用し,地圏の場と性質を利用した地球環境の改善に関する諸研究を展開するために2003(H15)年6月に設立されています。そして,地下微生物環境,地下水環境,堆積岩特性の3つの視点から,幌延ならびに天北地域の地圏環境とその工学的応用に関する基礎研究を実施してきています。
2003(H15)年度〜2011(H23)年度までの9年間は,幌延町が2003(H15)年2月に作成した「幌延地圏環境研究所 研究計画」に基づいて,長期的な視点で科学的成果を得ることを目的とした基盤研究「堆積岩の特性と地質作用に関する研究」「地下の微生物環境と有効利用に関する研究」「地下水やガスの地中移行と広域地下水環境に関する研究」と,基盤研究を応用して地域産業や生活環境の向上など地域経済の活性化に繋げるためのプロジェクト研究を実施してきました。
2012(H24)年度からは、(公財)北海道科学技術総合振興センターが2012 (H24年)2月に策定した第二期長期研究計画のもとに研究が進められ、特に「地層中に含まれる未利用有機物を微生物の作用によりバイオメタンに変換する方法の開発」を推進しました。その成果として、陸域地下環境を利用した「バイオメタン鉱床造成/生産法; Subsurface Cultivation and Gasification (SCG法)」を提唱しました。
2021 (R3)年度からは、(公財)北海道科学技術総合振興センターが2021 (R3)年2月に策定した第三期長期研究計画に基づいて研究を進めています。
注)幌延ライズは幌延地圏環境研究所の英語名称Horonobe Research Institute for the Subsurface Environmentの略称です。