研究紹介堆積岩特性研究グループ
公益財団法人
北海道科学技術総合振興センター
H-RISE 幌延地圏環境研究所
〒098-3221
北海道天塩郡幌延町栄町5番地3
TEL 01632-9-4112
FAX 01632-9-4113
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研究項目 : 地下バイオメタン生産法の実用化研究
1. SCG法原位置パラメータの取得・集積とその分析
天北炭田における原位置試験により、褐炭層中の微生物群集構造や過酸化水素水の注入における褐炭層の分解特性などバイオメタン生産に関する基礎データを取得・集積し、SCG法実用化のための課題を抽出・分析する。
2. 地層中の亀裂生成・流体移動特性に関する検討
水圧破砕による地層中亀裂生成法とその設計法、過酸化水素水などの注水における地層内での流体移動挙動とそのモニタング方法などに関する実験的検討を行い、これらの結果からSCG法の改良法・最適化法について検討する。
3. SCG法の改良と設計・施工・制御法の構築
原位置試験や亀裂生成法などの実験結果を総合的に分析して、SCG法実用化のための改良法を示した上で、その設計・施工・制御法などを明らかにし、炭素賦存状態・地質条件などとメタン回収量・回収コストの関係など、SCG法実用化における設計指針を示す。
研究トピックス
- [Presentation] “Engineering properties of lignite in subsurface cultivation and gasification method”
- 堆積岩の圧縮破壊過程における変形特性と浸透性に関する解析(2012)
- 幌延地域に分布する珪質岩を対象とした間隙弾性パラメータの取得と室内試験法を提案(2011)
- 液体/超臨界CO2およびN2圧入にともなう石炭の挙動を発表(2010)
- 幌延珪藻質泥岩の間隙構造の微視的観察について発表(2007)
研究活動とコラム
主な研究機器
- (1)軟岩用岩石試験機(MTS Model810)
- (2)硬岩用岩石試験機(MTS Model815)
- (3)AE計測装置(ネヌエフ回路設計/特別仕様)
- (4)三軸透水・圧縮試験機(ジャコム/特別仕様)
- (5)コアボーリングマシーン(昭和機器/特別仕様)